ウミウシ新情報

再び、ミノウミウシの分類に大きな変更がありました

ミノウミウシの分類に大きな変更がありましたという記事を書きましたがあれから1年再び大きな変更がありました。

参考文系:Korshunova, T.; Martynov, A.; Picton, B. (2017). Ontogeny as an important part of integrative taxonomy in tergipedid aeolidaceans (Gastropoda: Nudibranchia) with a description of a new genus and species from the Barents Sea. Zootaxa. 4324(1): 1.

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新しく和名の付いたウミウシたち 2017

奄美大島北部海域における後鰓類相の調査報告

「奄美大島北部海域における後鰓類相の調査報告」
という論文が公開されました。
これにより、多くのウミウシに和名が与えられました。

世界のウミウシで登録されているものについては既に変更済みですが、わかりやすいようにこちらでも紹介します。

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ミノウミウシの分類に大きな変更がありました

WoRMS でヒダミノウミウシ上科 Fionoidea に動きがありました。

1. ミュヤ・ロンギコルニスの科が変更に

ミュヤ・ロンギコルニス Myja longicornis の所属する科が所属科不明からヒダミノウミウシ科に変更されました。

WoRMS – World Register of Marine Species – Myja Bergh, 1896

ただし、所属科不明(taxon inquirendum)である状況は変わらないようです。

2. 複数の科が廃止

ホリミノウミウシ科 Family Eubranchidae
オショロミノウミウシ科 Family Tergipedidae
が廃止され
ヒダミノウミウシ科の下に属が移されました。

主なものは以下になります。
– オショロミノウミウシ (Cuthona) 属
– ホリミノウミウシ (Eubranchus) 属
– ヒダミノウミウシ (Fiona) 属
– Tenellia属

WoRMS – World Register of Marine Species – Fionidae Gray, 1857

3. イボヤギウミウシ属が廃止

イボヤギウミウシ (Phestilla) 属は Tenellia属に変更されました
イボヤギミノウミウシ Tenellia melanobrachia
テネッリア・ミノル Tenellia minor | 世界のウミウシ
ジボガミノウミウシ Tenellia lugubris | 世界のウミウシ

WoRMS – World Register of Marine Species – Phestilla Bergh, 1874

4. Tergiposacca属が新設

これまでテルギペス属の一種とされていた種に名前が付きました
テルギポサッカ・ロンギケラタ Tergiposacca longicerata Cella, Carmona, Ekimova, Chichvarkhin, Schepetov & Gosliner, 2016

WoRMS – World Register of Marine Species – Tergiposacca Cella, Carmona, Ekimova, Chichvarkhin, Schepetov & Gosliner, 2016

5. オショロミノウミウシ属が変更される?

WoRMSには反映されていませんが、海外のサイトを見ているとオショロミノウミウシ属のウミウシの多くがTenellia属に移されるような動きが見えます。
今後の動向をみて変更をしていきたいと思います。

参考論文:A Radical Solution: The Phylogeny of the Nudibranch Family Fionidae

Notodoris属について

Aegires センヒメウミウシ属は Lovén により 1844年に設立されました。
それからおよそ30年後の1875年、Bergh により Notodoris が設立されました。

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Siphopteron citrinum とレモンウミコチョウ

Siphopteron citrinum シフォプテロン・キトリヌムは CarlsonとHoffによって1974年に記載されました。 模式産地はグアム。体は基本的に透明で、体表には黄色、橙、ピンクの細点が入るとされています。

Siphopteron citrinum

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