
本日、一緒に潜っていたお客様からサキシマミノウミウシとケラマミノウミウシの見分け方を聞かれたので、このブログでも紹介したいと思います。
沖縄では、サキシマミノウミウシとケラマミノウミウシは同じような環境に居ます。
サキシマミノウミウシの成長個体は30mm。ケラマミノウミウシは20mmという事ですので、大きさが異なりますが、沖縄ではここまで大きな個体は少なく、両者とも10~15mm程度なので、大きさでの判断は難しいです。

サキシマミノウミウシ

ケラマミノウミウシ
一番分かり易い違いは背中の模様です。
サキシマミノウミウシは背面が一様に白いです。

サキシマミノウミウシの背面
ケラマミノウミウシの体地色は半透明の白色で、その上に白色の模様が乗っているので、半透明の部分が斑になって見えます。

ケラマミノウミウシの背面
これ以外でも、背側突起の橙色の色帯の入り方でも区別できます。
サキシマミノウミウシは先端付近に橙色の輪が入りますが、ケラマミノウミウシは先端よりやや下側に薄い橙色の輪が入り、その輪の中に橙色の小班が並びます。