「奄美大島北部海域における後鰓類相の調査報告」
という論文が公開されました。
これにより、多くのウミウシに和名が与えられました。
世界のウミウシで登録されているものについては既に変更済みですが、わかりやすいようにこちらでも紹介します。
アミメタマゴガイ Atys multistriatus Schepmann, 1913
和名は、貝殻にある網目模様から
バロニアモウミウシ Ercolania sp.
和名は、バロニアを食すことから
ダーベルウミウシ Trapania darvelli Rudman, 1987
和名は、種小名に因む
ツブツブキヌハダウミウシ Gymnodoris tuberculosa Knutson & Gosliner, 2014
和名は、体表を覆う小粒の突起から
アカネヒカリウミウシ Plocamopherus maculapodium Valles & Gosliner, 2006
和名は、体色から
スオウウミウシ Platydoris sanguinea Bergh, 1905
和名は、体色の蘇芳色に因む
アカネサスウミウシ Ardeadoris symmetrica (Rudman, 1990)
和名は、外套膜周辺の色と背面の色(茜色)から
キンゴマイロウミウシ Ardeadoris tomsmithi (Bertsh & Gosliner, 1989)
和名は、胡麻をふりかけたような特徴から
ハスイロウミウシ Goniobranchus preciosus (Kelaart, 1858)
和名は、仏教語「泥中の蓮」に因む。
ウスクレナイウミウシ Goniobranchus sp.
和名は、体色に因む。
エマイロウミウシ Hypselodoris emma Rudman, 1977
和名は種小名に因む。
シロウネイロウミウシ Hypselodoris sp.
シロウネイロウミウシという名前が提唱されましたが、世界のウミウシではこちらの種はセンテンイロウミウシの色彩型の一つとして扱います
コナユキイロウミウシ Hypselodoris sp.15
和名は、白色の小斑紋に因む。
リボンイロウミウシ Mexichromis lemniscata (Quoy & Gaimard, 1832)
和名は種小名に因む。
ラボウトウミウシ Verconia laboutei (Rudman, 1986)
和名は種小名に因む。
ナナフシウミウシ Kabeiro phasmida Shipman & Gosliner, 2015
ゼンチュウウミウシ Lomanotus vermiformis Eliot, 1908
和名は種小名に因む。
ツノトゲホリミノウミウシ Eubranchus mandapamensis (Rao, 1968)
和名は、触角にあるトゲに因む。
ピナクルミノウミウシ Eubranchus sp.
和名は、背側突起の特徴に因む。
リンカミノウミウシ Caloria sp.
和名は、背側突起の青色を燐火に見立て
ミエッタミノウミウシ Herviella mietta Marcus & Burch, 1965
和名は種小名に因む。
オオムカデミノウミウシ Pteraeolidia sp.
和名はムカデミノウミウシに比べて大型なことから
チャカミノウミウシ Baeolidia chaka (Gosliner, 1985)
チャカミノモドキ Baeolidia variabilis Carmona, Pola, Gosliner & Cervera, 2014
和名はチャカミノウミウシに因む。
リーフミノウミウシ Cuthona sp.
和名は、体色がサンゴ礁の浅瀬を想起させるところから
ネギシミノウミウシ Cuthona sp.
和名は、中腸腺の色彩に因む。
ガヒミノウミウシ Facelina sp.
和名は、日本初記録地である慶良間諸島嘉比島に因む。
この他、世界のウミウシに写真がないウミウシにも以下の名前が付きました
キホシキセワタ
シロスジコチョウウミウシ
オレンジミノウミウシ Trinchesia acinosa (Risbec, 1928)
ウテンミノウミウシ Baeolidia rieae Carmona et al., 2014
マエダカスミミノウミウシ Cerberilla annulata (Quoy & Gaimard, 1832)
クサマミノウミウシ
キツネビミノウミウシ
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