新しい論文でナギサノツユの仲間に学名がつきました
ほとんどがオーストラリアの種ですが、それ以外のエリアにもいるようなので”ナギサノツユ”の写真投稿してくださいね
Oxynoe kylei Krug, Berriman & Valdés, 2018
日本では沖縄の天願桟橋下でよく見られている種で、グアム、パラオ、フィリピンなどで観察されています
Oxynoe jordani Krug, Berriman & Valdés, 2018
ナギサノツユの一種とされていたが、新種登録されました
青い水玉模様の中心に黒い点があるのが特徴
ロード・ハウ島から採取されたが日本などからも報告があるとのこと
あとは写真がないので投稿待ちですが
Oxynoe neridae
オーストラリアのロード・ハウ島のみ知られる
体に赤い点が入るのが特徴
Oxynoe sp. 7 Gosliner et al., 2015: 69.
Oxynoe jacksoni
オーストラリアのロード・ハウ島で採取された種、フィリピン、インドネシアなどにもいると思われる
大きな青い水玉模様と小さな青点が特徴でツルッとしている
Oxynoe sp. 5 Gosliner et al., 2015: 69.
Oxynoe aliciae
メキシコ(東太平洋)の種
Oxynoe ilani
カリブ海のバハマからのみ知られる
Oxynoe struthioe
カリブ海のキュラソー島からのみ知られる
ナギサノツユだと思っていたものが別種になった可能性もあるのでぜひ投稿をお願いします
世界のウミウシでナギサノツユ属 Genus Oxynoeを見る
参考論文:
Krug P.J., Berriman J.S. & Valdés Á. (2018). Phylogenetic systematics of the shelled sea slug genus Oxynoe Rafinesque, 1814 (Heterobranchia: Sacoglossa), with integrative descriptions of seven new species. Invertebrate Systematics. 32(4): 950-1003., available online at https://doi.org/10.1071/is17080
レプチンさん、ありがとうございました