10月2-4日、大阪湾ウミウシ観察会からお誘いいただき世界のウミウシさんとして参加してきました
緊急事態宣言が、台風がと直前までどうなるかわからない状況でしたが天気もよすぎるぐらいで充実の3日間でした
色々含まれていたタスジミドリガイが12種に分けられました
「Thuridilla属 20種を分子系統解析してみたところ、35種が存在することが判明しそのうちの3分の1以上である12種が、Thuridilla gracilis (タスジミドリガイ) とされていたものだった」という論文が発表されたので紹介します
Chromodoris dianae はダイアナウミウシではない
ダイアナウミウシがダイアナウミウシじゃなかったです、ごめんねという論文が出ましたので紹介します
世界で1種とされていたコンシボリガイが4種に分けられました
コンシボリは世界に広く分布していますがこれまで1種とされていました。
それらをDNAで比較したところ4種に分けられることがわかったそうです
なお、青い個体と黄色い個体に分けられたわけではありません
ツヅレウミウシが未記載種になりました
なごや生物多様性センター機関誌「なごやの生物多様性」にて、愛知県南知多町の潮間帯に生息するウミウシ類1(裸鰓目)という論文が掲載され公開されました。
内容は日本語ですし興味ある人は読んでください
世界のウミウシグッズ販売のお知らせ
海でお会いした人に、世界のウミウシシールをお渡ししていますがありがたいことに有償でも欲しいという声をいただきますので、SUZURI(スズリ)にてグッズを販売開始させていただきます。
心臓を失っても再生するウミウシ/三藤清香さんインタビュー
2021年3月9日、あるニュースが世間を騒がせました。ウミウシの自切と再生。頭だけになったウミウシが元気に動いている動画を目にした方も多いと思います。よく知られる「トカゲの尻尾切り」と違って、心臓さえも含む体の大部分を失ったウミウシが、数週間後に完全に体を再生したという驚きの事実。それは日本の若き研究者によって発見されました。発見した三藤さんにお話を伺いました。
三藤清香(みとう さやか)…奈良女子大学・大学院人間文化総合科学研究科の博士後期課程2年。遊佐陽一教授のもとでコノハミドリガイを含む嚢舌類のウミウシの研究を行う。
講演のご報告
大阪湾海岸生物研究会公開講演会「日本のウミウシよもやま話 〜70年にわたる地域調査から話題の最新研究まで」(2月28日開催)
にて「世界のウミウシについて」という内容で講演をさせて頂きました。
とんでもなく面白い内容だったのでウミウシ好きな人みんなに見てほしいな、という内容でした。
論文が出たらその論文紹介しよっと・・・
キイッポンウミウシがキサンボンな件
どう見てもキサンボンなのですが
「キイッポンウミウシ」黄色いラインが一本の子がいるので「キイッポンウミウシ」らしいけど…他の写真見てても3本の子の方が多い気がする…笑
日本でも沖縄あたりだと見られるみたいだけど、以北にも目撃情報あるのかしら
#一日一ウミウシ pic.twitter.com/Wv7XfHv7ma
— ここあの姉@海の宝石や (@umiushi_party) January 18, 2021
2020年後半〜2021年年始めに読んだウミウシの論文を紹介します
気づいたら2021年、コロナ禍はまだまだ続きそうな感じですが、健康第一で世界のウミウシを続けていければと思っています
今後ともよろしくお願いいたします
さて、2020年後半にいくつか新規学名の登録・属の変更など行いましたのでそれらをダダっとまとめて紹介します