「Thuridilla属 20種を分子系統解析してみたところ、35種が存在することが判明しそのうちの3分の1以上である12種が、Thuridilla gracilis (タスジミドリガイ) とされていたものだった」という論文が発表されたので紹介します
学名
世界で1種とされていたコンシボリガイが4種に分けられました
コンシボリは世界に広く分布していますがこれまで1種とされていました。
それらをDNAで比較したところ4種に分けられることがわかったそうです
なお、青い個体と黄色い個体に分けられたわけではありません
2020年後半〜2021年年始めに読んだウミウシの論文を紹介します
気づいたら2021年、コロナ禍はまだまだ続きそうな感じですが、健康第一で世界のウミウシを続けていければと思っています
今後ともよろしくお願いいたします
さて、2020年後半にいくつか新規学名の登録・属の変更など行いましたのでそれらをダダっとまとめて紹介します
トゲトゲウミウシの仲間たちに学名がつきました
日本では不思議なぐらい多彩なコヤナギウミウシの仲間たちがいますが、その殆どに学名がありません。
それらの一部に学名が付きましたので紹介します。
カンランウミウシの仲間たちが細かく分けられました
新年あけましておめでとうございます
本年もウミウシの情報を出来るだけ発信していきたいと思っています
どうぞよろしくお願いします
海ぶどうに擬態するタマミルウミウシが5種に分かれました
【動画】海ぶどうを真似るウミウシ、実は5種: 沖縄名物「海ぶどう」にそっくりなウミウシ。DNAを詳しく調査したところ、実際には5種に分かれることが判明しました。 https://t.co/14sjsDeCl8 ナショジオ
— ナショナルジオグラフィック日本版 (@NatGeoMagJP) 2018年10月18日
こんなTweetを見たので論文を探して読んでみました
ナギサノツユの仲間たちに新規学名が付きました
新しい論文でナギサノツユの仲間に学名がつきました
ほとんどがオーストラリアの種ですが、それ以外のエリアにもいるようなので”ナギサノツユ”の写真投稿してくださいね
アオウミウシの仲間に新規学名がたくさんつきました
新しい論文で学名はないけどよく知られていたアオウミウシ属のウミウシ達に学名がついたので紹介します
シロタエイロウミウシの仲間とキイロウミウシの仲間についた新規学名
新しい論文でいくつかの新規学名が付いたので紹介します。
紅海・アフリカのウミウシを記載したことによって、西太平洋のウミウシにも影響があったという感じの論文のようです。
分類が変わって後鰓類がなくなった話
ウミウシの分類について新しい論文が2017年に出されました
2005年に出された論文の続きとなるものなのでこれを採用し、世界のウミウシの分類を更新しています