「南西諸島で記録された嚢舌類の報告」にて提唱された新規和名

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世界のウミウシをはじめてから古今東西のウミウシに関する論文を読んでいます
せっかくなので素人目線で論文の内容を不定期に紹介していきたいと思います

今回は南西諸島で記録された嚢舌類の報告という2015年の論文で提唱された新規和名の紹介です

ミドリフリソデミドリガイ
Lobiger viridis Pease, 1863 ミドリフリソデミドリガイ

フリソデミドリガイ と貝殻の上の外套膜に青色の筋がないことで見分ける事ができる


テンガンノツユ
Oxynoe sp. テンガンノツユ

和名は日本初記録地の天願桟橋に因んでつけられた


アマミミドリガイ
Elysia nealae アマミミドリガイ

和名は日本初記録地である奄美大島に因んでつけられた


フチドリミドリガイ
Elysia tomentosa Jensen, 1997 フチドリミドリガイ

和名は褐色と黒色の線の縁取りがあることから


ツマムラサキミドリガイ
Elysia thompsoni Jensen, 1993 ツマムラサキミドリガイ

和名は側足と触角の先端が紫色であることから


ルリイロミドリガイ
Elysia sp. ルリイロミドリガイ

和名は体色の瑠璃色に因んで


サンカクミドリガイ
Elysia sp. サンカクミドリガイ

和名は側足の特徴的な形態から


オレンジモウミウシ
Aplysiopsis sp. オレンジモウミウシ

和名はその特徴的な体色から


Volvatella sp. タマシキブドウギヌ

貝殻は半透明で、貝殻を覆う白い外套膜には淡褐色の斑紋が散布する。殻長 10 mmに達する。この斑紋が玉敷(水玉)模様のように散布するところから、新称としてタマシキブドウギヌを提唱する。

写真をお持ちの方、投稿よろしくお願いいたします


参考文献:南西諸島で記録された嚢舌類の報告 THE REPORT OF SACOGLOSSAN OPISTHOBRANCHIA (MOLLUSCA: GASTROPODA) OF THE SOUTHWESTERN ISLANDS OF JAPAN, Kuroshio Biosphere Vol. 11, Mar. 2015, pp. 41-60 + 5 pls.

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