
10月2-4日、大阪湾ウミウシ観察会からお誘いいただき世界のウミウシさんとして参加してきました
緊急事態宣言が、台風がと直前までどうなるかわからない状況でしたが天気もよすぎるぐらいで充実の3日間でした
1日目 きしわだ自然資料館

1階に大阪湾のウミウシが展示されています、水槽内のウミウシだけで1時間語れちゃう?
2019年にトランバンでその名前を聞いた「きしわだ自然資料館」へようやく行くことができました
学芸員の柏尾さんたちとひたすらウミウシ話しをしてしまって全然写真を撮らず・・・。2階も3階も面白いのでオススメします?
ここに書けない話ばかりですがとても有意義な時間でした…15時前に行って気づいたら21時に。
時間が流れるのが早いです。
2日目 ウミウシ観察会
朝7:45になんば発で和歌山県の加太にある城ヶ崎海岸へ
道中はスタッフの方たちとお話しつつ1時間半の小旅行

記念缶バッチ
50回記念の缶バッチもいただきました、クオリティがヤバいです

城ヶ崎海岸、ここが参加者だけでいっぱいになってました
到着して準備していよいよ磯へ
なんと参加者50人、スタッフ15人の総勢65人以上という大規模な観察会
できるだけウロウロしようと思いつつ、つい自分が探すのに夢中になってなかなか声をかけたりできずに申し訳ないです

ヤツミノウミウシ
自分で見つけたのはヤツミノウミウシ3個体ほど、見たかったウミウシなのでそれはよかったんですが、これがウミウシですよーと近くの人に見せるたびに小さすぎ、これはわからないと言われてしまうサイズでなんだか申し訳ないです。。。

100個体以上のウミウシ
この日は干潮が10:16、到着時がいちばん引き潮でそこから満ちてくる状況だったのであまりいい状況ではありませんでしたが、全体では15種100個体ほど見つかっていてミヤコウミウシがバケツにいっぱいという見たことがない光景になっていました。
これらのウミウシはすべてカウントしサイズを計って、研究などに必要な分を除きすべて海へ返されました。
観察会解散後、メンバーがよくウミウシを探すというヨットハーバーへ寄り道

ヨットハーバー、許可を得て探してますので安易にまねしないように!
浮きやロープ、桟橋の壁にコケムシやガヤ、ヒドロ虫がついているので時期だとすごい数のウミウシが見られるそうな
みなさん目がいいのでここでもコノハミドリガイやフレリトゲアメフラシなどなど見つけてました、ここも良い時期に再訪したいですね
夜は事務所で懇親会&勉強会を開いていただきました。
なんと8歳の子がウミウシの発表をしてくれて将来がとても楽しみになりました、写真を撮らなかったのは大失態です。
3日目 ウミウシ観察会
いよいよ最終日。なんば8:14発でみさき公園駅へ。前日よりは少し近くて電車は50分ほど。
そこから歩いて9:30頃から開始

長松海岸
参加者10人、スタッフ10人の20名。
この日は干潮が11:27だったのもあり探す時間はたっぷり

胴長を借りて足元も滑らないので探しやすい、磯必須アイテムですね
この日は胴長のおかげもあって結構見つけられたので参加者のかたにウミウシを見せつつ、ウミウシの写真も撮りつつのんびり探せました
休憩時間にはサインをしたり、帰り道に写真をたくさん見せてもらったり楽しい時間でしたね

トトロウミウシ
肉眼で見たいウミウシだったトトロも自分で見つけられたし、種類も前日より多い18種ほど。数も50個体ぐらいは採れていてすごい成果でした。

18種類
?大阪湾ウミウシ観察会 第52回 長松海岸の秋のウミウシを見よう
観察会解散後は漁港へ行って、柏尾さんが研究している外来種のウミウシを見せていただきました

漁港、許可をもらって探していますので安易にまねしないように!
漁港の桟橋でウミウシを探す光景がとてもシュール。トビエイとかいましたけどみなさん黙々とウミウシを探していました。

Trinchesia perca
ここにいるのは、以前Twitterで話題になったクトナ・ペルカ(今はトリンケシア・ペルカ)

Tenellia adspersa
そしてこちらも外来種とされる テネリア・アドスペルサ
ペルカは10mmぐらいはあるので目が慣れれば見つけられましたが、アドスペルサはめちゃめちゃ小さい。大きくても3mmかなといった感じです。どちらも関東でもいるのではないかと思うので時間がある時に探してみようと思います。
このあとは駅まで送っていただいて、東京への帰路につきました。
大阪湾ウミウシ観察会のみなさま、3日間お世話になりました。次は夜磯に誘われていますのでまた行くと思いますがその時もよろしくお願いいたします。